日本ポジティブサイコロジー医学会
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学術集会

第1回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会
あさかホスピタル50周年記念講演会

「ポジティブに生きるためのサイエンス ~福島の未来に、今、必要なこと~」

共 催 :
日本ポジティブサイコロジー医学会
理事長大野   裕
(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターセンター長)
あさかホスピタル
代表佐久間 啓(あさかホスピタル院長)
後 援 : 農林水産省、福島県、郡山市、福島県医師会、郡山医師会、郡山市教育委員会、
郡山コンベンションビューロー、慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボ
日本抗加齢医学会
会 期 : 2012年11月27日(火)
会 場 : ホテルハマツ 963-8578 福島県郡山市虎丸町3番18号
参加費 : 無 料
対象者 : ポジティブサイコロジーに興味のある方、一般公開
定 員 : 300名(事前申込制・先着順)

 今回の東日本大震災は、多くの尊い命を奪い、日本全体にも大きな影響を与えた災害でした。そして被災県の中で、特に福島県においては、計り知れない衝撃と解決困難な放射線被害を残しました。震災直後の強い急性のストレスとその後の解決の見通しの立っていない慢性のストレスにさらされる中で、人はどのように困難を受け止め、乗り越え、そして前向きに生きることができるのか?

 現在も多くの福島県民が復興に向けて前向きに歩んでいますが、これから将来に向けて、よりポジティブに、より幸せを感じて生きて行くためには、どのように考え、どのように行動すべきか、心のエキスパートの先生方に専門家の視点からお話を頂き、これからの福島県について、一緒に考える機会としたいと思います。

 福島県民が、そして日本が元気になるため、あさかホスピタルと日本ポジティブサイコロジー医学会が協力し、学会が協力し、「ポジティブ」を福島から発信していきます!!
 本講習会は、医療従事者のみならず、ポジティブサイコロジーに興味のある方、どなたでもご参加いただくことが可能です。


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<プログラム>

第1部

14:00~14:10開会挨拶 佐久間 啓(あさかホスピタル院長)
震災後の福島県は、現実的な被害は勿論ですが、目に見えない恐怖や言葉に表せない様々な心理的、精神的なストレスが人々に大変大きな影響を与えています。この状況をどう捉え、どう生きるか。考え方や生き方にプラスを選択することによって、同じ困難な状況をどう前向きに生きることが出来るのか。そのような視点から、今回、第1回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会を福島県で開催する事が出来ることは、大変意義のある事だと考えます。
私自身もどのようなお話が聞けるか、大変楽しみにしています。是非多くの方に会場に来て頂き一緒に心の復興を考える機会となればと思います。
14:10~14:30基調講演1 「Happy People Live Longer!~ごきげんな人は10年長生きする~」
講師坪田 一男(慶應義塾大学教授、SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボ代表)
 慶應義塾大学医学部卒業。ハーバード大学(米)留学、クリニカルフェロー修了。現代病といわれる“ドライアイ”にいち早く着目して研究と診療に取り組み、多くの論文を発表。また、南青山アイクリニック手術顧問を務め、眼科専門医によるレーシック(近視手術)の普及・指導に取りくみ、プロゴルファーやスポーツ選手の多くを執刀する。
 2000年より最先端のアンチエイジング医学を学び、医療界にこれを積極的に導入。現在、日本抗加齢医学会副理事長、日本再生医療学会理事、2012年より慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表などの要職を務める。
 近著に、『ごきげんな人は10年長生きできるポジテイブ心理学入門』(文藝春秋)、『長寿遺伝子を鍛える』(新潮文庫)など著書多数。 http://www.tsubota.ne.jp/
司会堀越   勝(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部部長)
協賛:日本抗加齢医学会
14:30~14:50基調講演2 「こころを元気にするヒント:こころのスキルアップトレーニング」
講師大野   裕(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターセンター長)
 慶應義塾大学医学部卒業。コーネル大学(米)、ペンシルベニア大学(米)に臨床留学。うつ病などの精神疾患に対して効果的である認知療法・認知行動療法を日本に紹介し、多くの学術論文や啓発書を発表。日本ポジティブサイコロジー医学会理事長、日本認知療法学会理事長、日本ストレス学会副理事長、日本うつ病学会や日本不安障害学会の理事など、多くの要職を務める。現在、専門医への普及・指導を目的とする国家プロジェクトに取り組み、被災地支援や自殺対策活動にも積極的に参加。
 15万部を超すロングセラー『こころが晴れるノート』(創元社)や近著『はじめての認知療法』(講談社現代新書)など著書多数。認知療法・認知行動療法を活用してストレス対処力を高めるウェブサイト『こころのスキルアップ・トレーニング』(http://cbtjp.net)を発案・監修。
司会佐久間 啓(あさかホスピタル院長)
15:00~15:40招待講演1(逐次通訳付き)
「Finding Well-Being in Difficult Times: Research and Clinical Perspectives from Self-Determination Theory」
「困難に直面した時に幸福をみつける~自己決定理論の研究と臨床の展望~」
講師Richard Ryan
(Professor, Clinical and Social Sciences in Psychology, University of Rochester)
 ロチェスター大学教授、臨床・社会科学心理学者。250以上の論文、著書、記事を執筆し、多くの研究者に影響を与える。
 “自己決定理論”をDr Deciと共に提唱。
 また、アリストテレス派の幸福主義をすすめ、マインドフルネスを科学的に理論化し分析したことで知られている。
 米国心理学協会、米国教育研究協会、自己・同一性学会、実験的社会心理学会他多くの学会等のメンバーである。
司会坪田 一男(慶應義塾大学教授、SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボ代表)

休 憩

第2部

16:00~17:00シンポジウム「今、そしてこれからをどう生きるか~メンタルヘルスのエキスパート達からのアドバイス~」
司会佐久間 啓(あさかホスピタル院長)
大野   裕(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターセンター長)
講師 「脳を活性化して難問を克服」
三村   將(慶應義塾大学医学部精神・神経科教授)
 慶應義塾大学医学部卒。ペルー国立精神保健研究所派遣専門家、慶應義塾大学医学部精神・神経科助手、ボストン大学医学部行動神経学部門フェロー、昭和大学医学部精神医学教室准教授などを経て、2011年から現職。特に老年期うつ病や認知症など、高齢者のメンタルヘルスの問題に取り組む。薬だけでなく、脳の働きを高める認知リハビリテーションや脳の刺激療法に詳しい。日本老年精神医学会、日本うつ病学会、日本高次脳機能障害学会、日本神経心理学会などの理事を務める。
 近著として「老年期うつ病ハンドブック」(診療と治療社)、認知症の「みかた」(医学書院)など。http://psy.keiomed.jp/
「病気が治る」と「幸せに生きる」
宮岡   等(北里大学医学部精神科教授)
1981年に慶應義塾大学医学部卒業、同大学院博士課程を経て、1992年4月より昭和大学医学部精神科講師、助教授。1999年より北里大学医学部精神科学主任教授となる。2006年からは北里大学東病院副院長を兼ねる。著書に「こころの病は、誰が診る(高久史麿氏との対談)」(日本評論社)、「精神科:必須薬を探る(編著)」(中外医学社)、「うつ病のすべて(共編著)」(永井書店)、「内科医のための精神症状の見方と対応」(医学書院)などがある。
「こころの病の予防と明るい社会」
水野 雅文(東邦大学医学部精神神経医学講座教授)
1986年慶應義塾大学医学部卒業、1992年慶應義塾大学大学院医学研究科修了博士(医学)。1993年~95年イタリア政府給費留学生としてパドヴァ大学心理学部へ留学。パドヴァ大学心理学部心理学科 visiting professor。帰国後、慶應義塾大学助手、専任講師、助教授(医学部・精神神経科)を経て2006年東邦大学医学部精神神経医学講座教授。
専攻:社会精神医学 予防精神医学
著書:精神科地域ケアの新展開(星和書店)統合失調症の早期診断と早期介入(中山書店)他
訳書:サイコーシス・リスクシンドローム(医学書院)、精神科臨床倫理第4版(星和書店)他
17:00~17:30 招待講演2 「よろこびを力に・・・」
講師
有森 裕子(オリンピック女子マラソンメダリスト、スペシャルオリンピックス日本理事長、ハート・オブ・ゴールド代表理事、しゃくなげ大使(福島県))
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